朝。
今日は結構寒いかも。でも、晴れてくれた。
いつもと変わらない笑顔で、でもどこか少し緊張した面持ちで来られたお二人。
新婦は早速支度へ。
新郎は私たちと一緒に、会場の準備。
どんな一日がいまから訪れるのか、みんながワクワクしているのが分かる。
もちろん私もドキドキが止まらない。
Ceremony
会場を流れる滝の前で行われた人前式。
サプライズ的に入場するつもりが、まさかの早々に見つかり、カメラが向けられるお二人。
この時点で、もうちょっとだけウルウルしながら、でもしっかり前を向いて、一歩一歩ゲストの元へと進んでいきます。
誓いの言葉は、何も決めずにお互いに思ったことを伝え合うスタイルを選びました。
新婦が、「結婚しなくてもそれなりに幸せに生きていけると思ったけど、貴方だから結婚したいと思った」と言った時、
私の涙腺は崩壊しました。
ストレートな言葉だからこそ、より深く強くお互いや聞いている人の心に届くのだな、と実感。
指輪の代わりに、お二人愛用のペグハンマーを交換し、熱いハグを交わした後、
結婚証明書の代わりとなる、オリーブの苗木に水をあげました。
オリーブの木は、2本寄り添って植えて初めて実がなることから、夫婦の木とも呼ばれています。
寄り添って大きく成長してほしい、そんな願いとコンセプトにちなんでオリーブをセレモニーに取り入れました。
苗木を支える土はゲストの皆さまに入れて頂いたもの。
ゲストの皆さまは、お二人を優しく、温かく支えてくださる大切な存在です。
Party
笑いあり、涙ありの挙式が結んだ後は、楽しいパーティーのはじまり!
Myカメラを片手に登場しました*
素敵なご祝辞や乾杯のご発声をいただいた後は、ファーストセレモニー!
キャンプウェディングにちなんで、ダッチオーブンを使ってローストチキンを作るセレモニーを行いました。
普段のキャンプでも良く作ると仰っていたローストチキン。
一羽丸ごと特大サイズで、ダッチオーブンからはみ出るほど野菜をモリモリにして~~!!
入れすぎてまさかの蓋が閉まらない!!笑
仕上がりが楽しみ!!
お色直しを挟んで出来上がったローストチキンでファーストバイト♪
いい具合に焼けたチキンのいい香りが辺りに漂い、お二人からも「美味しい~♡」をいただきました!
もちろんゲストの皆さまにおすそ分けしましたよ!
ファーストバイトのあとは、ゲームタイム。
広い会場を活かして、身体を動かしたり、ゲスト同士も交流が出来るようなイベントで楽しみました。
「結婚式」という一日は、あっという間に時間が過ぎ去ると言いますが、
アウトドアウェディングの時は、さらに早く過ぎて行くような気がします。
動きがあって、みんな全力ではしゃいで、食べて飲んでしているからかな。
新婦からのお手紙の後、親御様への記念品贈呈。
ここでもオリーブの木をプレゼントしました。
今までそばで大切に守って下さった親御様への感謝の気持ちと、これからも一緒に大切な時間を過ごそうね。
そんな想いを込めて。
はじめの一歩は一緒に歩み出してはいないけれど、
気付けば同じ道を歩いて、走っていて、
最後のゴールテープは確実に一緒にきることができた。
振り返るとそんな風に思います。
大好きなお二人が、これからもお二人のペースでのんびり成長していけますように。
心からの感謝と、応援を込めて。
最後に二人から貰った言葉が、私たちの心にとても大切な宝物として響き続けています────。
Wedding Item
*メインテーブル
お二人のメインテーブルは、普段から愛用しているテントをバックに。
秋を感じるパンパスグラスや、くすみカラーのアンスリウムに、さりげなく置かれたランタンやバスケットが良いアクセント。
*ゲストテーブル
花材はメインテーブルとリンクするものを。
グリーンを多めにして、フレッシュな印象に。キャンドルやゴールドのランナーが落ち着いた印象をプラス。
*セレモニーアーチ
遮るものが何もない、広く青い空を背景に、大小のアレンジメントをあしらったデザイン。
シンプルだけど、存在感のあるアーチをご用意しました。
*マネキンフォトブース
二人が普段から愛用しているウェアやシューズ、ザックを飾って、フォトブースに。
会場のシンボルでもある《風車》がぴったり背景にくる絶妙な位置にセット。
ゲストの皆さまからも大好評でした!
*ウェディングブーケ
会場の装飾とリンクする花材を使って、ウェディングドレス、カラードレスどちらにも合うデザインに仕上げました。
動きやすく小ぶりながらも、しっかりと存在感を放っていました。
*オリジナルアイテム
今回準備した、オリジナルのアイテムは、「招待状」「プロフィールブック」「ウェルカムタペストリー」「サンクスタグ」「席札」。
所々に新婦が描いたイラストをメインアイコンにし、どれもこだわって作り上げました。