もし好きな所で結婚式ができるなら、学生時代に近くに住んでいて、思い出もある下鴨神社が良いな。
なんて思っていた新婦様。
でも、ゲストのことを思うと、アクセスの良い今住んでいる東京での結婚式がベストかな。
そう思い、
やっとここだと思える結婚式場が決まった。
着たい衣装も決まった。
あとは、打合せが始まるのを待つだけ。
と思っていたのに、予想もしていなかった、未曽有の事態で延期を余儀なくされた。
夫婦として歩み始めるために、何か二人のけじめとして、挙式だけはやりたい!
そんな風に決意して、らしさWeddingを見つけてくださったお二人。
コロナ禍で、思ってもいなかった形で、密かに思い描いていた結婚式を実現することになった。
Ceremony
前日までの雨予報にハラハラしながら迎えた当日。
お支度が終わってみると、晴れている。
雨が降ったのは、神社に到着してから、挙式が始まる前のほんのひと時だけ。
まるで二人が来るのを歓迎して、その場を清めてくれているような、神社ならではの神秘的な雨でした。
挙式を終えた後、遠方から二人のために駆けつけてくださった新婦のお母様と一緒に、境内での写真撮影。
撮影中にお母様が「こだわって選んだ引き振袖のお裾を下ろして写真が撮れるなんて夢みたい」と嬉しそうに一言。
お母様にとっても、二人がこうして無事に結婚式を挙げることができて、安心されたのでしょうか。
言葉と共に見せてくださった笑顔が、今もはっきりと思い出せて、きっとこれからも忘れることが出来ない気がします。
Location Photo
挙式の後はロケーションフォトへ出発。
場所は、学生時代の多くの時間を過ごした思い出の場所、鴨川。
学生時代を思い出しながら、夫婦として新しい気持ちで撮影に臨むお二人の表情に、緊張の文字はありませんでした。
最後には、諦めかけていたサンセットロケーションもバッチリ撮影でき、夢のようなひと時を過ごしたお二人。
お二人だけでの挙式だったからこそ、私たちウェディングチームも一緒に参列している気分でアットホームに一日を過ごさせていただきました。
当日まで一度も直接会うことなく、全て打合せはオンライン。
でも、一緒にたくさん考えて、準備してきた時間は画面越しであっても確かなものでした。
そんな新しい確信を持つことが出来た、結婚式だった気がします。
どんなに強い雨が降っても、必ず晴れて綺麗な夕日が見える。
お二人のこれから先そんな風に素敵な人生を歩んでいけますように。
素敵なご縁に心から感謝を。